ウイスキーの蒸留所は数多ありますが、その中でアニバーサリーを迎える蒸留所があります。今回は2026年にアニバーサリーを迎える蒸留所を中心に、記念ボトルが出るのか出ないのかを独断と偏見で考察していきます。
グレンドロナック
ハイランドの伝統ある蒸溜所グレンドロナック。創業は1826年で今年で200周年を迎えました。シェリー樽熟成に定評のある蒸溜所で世界中に多数のファンがいます。レギュラーラインナップとしては12年、15年、18年、21年が展開されており、その全てがシェリー樽熟成という大変豪華なもの。
一昔前はシングルカスクのリリースをバンバン出していてそのいくつかは極上で争奪戦になる程でした。その頃はレギュラーの21年が何と一万円で購入できていた事を今でも覚えています。あの頃が懐かしい・・・。
200周年を迎えるにあたり2024年末にボトルデザインがエレガントでスッキリしたデザインに一新されました。在庫の関係でまだ完全には切り替わってはいないものの今年中には完全に切り替わるのでは無いでしょうか。まだ飲めていないので飲みたいですね。
そして注目のアニバーサリー記念ボトルがリリースされるかどうかですが、今の所発売の情報は入っていません。風の噂では何か特別なものが出ると囁かれていますがどうなのか。リリースされるとしたらきっとシェリーカスクで値段も凄いことになるでしょう。
記念ボトル期待度
・記念ボトル期待度:★★★★☆
現時点で公式情報はありませんがリリースされると予想しています。蒸留所を所有しているブラウンフォーマン社がメインにしているジャックダニエルの150周年の時に限定の記念ボトルをリリースしていました。なのでグレンドロナックも数に限りはあるでしょうがリリースするのではないかと。
ちなみにジャックダニエル150周年記念ボトルは全世界で18万本のリリースでした。グレンドロナックの生産規模はジャックダニエルよりは少ないのでリリースするなら恐らく1万、多くて2万本程になり取り合いになると思われます。

プルトニー
プルトニー蒸溜所もドロナックと同じ1826年創業で200周年を迎えました。プルトニーがリリースするオールドプルトニーはハーバー、12年、15年、18年、25年、ハダートがレギュラーラインナップ。意外とバリエーションが豊富なんですね。バーやショップで見かけても12年以外あまり見かけない気がするのは気のせいでしょうか・・・。
味わいとしては独特の潮気とオイリーな口当たり、ボディが中程度あって中々満足感のある印象です。シェリーカスクよりはバーボン樽やプレーンな樽での熟成が主体な味わい。個人的には結構好きです。ハイランドは美味しいお酒が多いですね。
記念ボトル期待度
・記念ボトル期待度:★★☆☆☆
こちらも現時点では公式からの発表はありません。ミレニアム記念的なボトルを過去にリリースしていた事もあるので出る可能性はありますが、過去のグレンドロナックの様にシングルカスク等を頻繁に出しているイメージがないのであまり高くは無いと予想します。

ベンリネス
大分マイナーな蒸溜所(失礼!)。同じような名前でベンリアック、ベンネヴィスがあるので影に隠れてしまいがちですよね。しかしクライヌリッシュ等が所属するあの一大酒造企業ディアジオの一員の蒸溜所なのです。作られるウイスキーの大半がジョニーウオーカー等のブレンドに使われるのでシングルモルトとして見かけるのはレア。
レギュラーラインナップは花と動物シリーズの15年のみで他はスペシャルリリースやボトラーズからたまに出るくらいのモルトウイスキー。ぶっちゃけ僕も飲んだこと無いんです。なんでも少しスモーク感とスペイサイドらしいフルーツやハチミツを感じられるとか。飲まなきゃ。
記念ボトル期待度
・記念ボトル期待度:★☆☆☆☆
ベンリネスも記念ボトルの情報はまだ出ていません。ほとんどがブレンドに回されていて余裕が無さそうなのでリリースは無いんじゃないかと予想しています。

グレンロッシー
こちらもスペイサイドの蒸溜所でベンリネスと同じディアジオの一員です。創業は1876年なので150年になります。ブレンデッド用のモルトとして生産されているのでシングルモルトとしてはほぼ見かけないお酒です。オフィシャルラインナップとしては花と動物シリーズから10年がリリースされています。
記念ボトル期待度
・記念ボトル期待度:★☆☆☆☆
ベンリネス同様にブレンドに力を入れているのでグレンロッシーも記念ボトルは出ないと予想しています。花と動物もたまに欠品していたりするのでやはり余力は無いのかもしれませんね。
津貫

満を持しての登場です。創業は2016年なので10周年を迎えます。開業当時は「マルスも第二蒸溜所ができたのかー、すごいなー」と何となく感じていましたがもうそんなに経つのか・・・。レギュラーラインナップこそ無いものの、ここ数年は毎年エディション物をリリースしていて味も安定して美味しいものが多い印象です。
記念ボトル期待度
・記念ボトル期待度:★☆☆☆☆
スコッチの蒸留所と比較して年間生産量が少ないので相当厳しいとは思います。レギュラーボトルのリリースもまだ無く貯蔵の段階にあるのでしょう。しかも毎年出ているエディションものも2026が既にリリースされています(仕事が早い!)。リリースするとしたら極少数で出しそうです。
その他の蒸留所
その他には津貫と同じく10周年を迎える厚岸、安積、長濱、静岡といったジャパニーズ勢がいます。時の流れはあっという間でそれぞれ創業からもうそんなに経つのですね。あとスコッチもいくつかあったような気がするのですが失念(ごめん!)。今後も時間が経つにつれてレギュラーラインナップが増えていってくれると嬉しいです。もちろん記念になるボトルがあると尚嬉しいですけどね。

まとめ
周年を迎える蒸溜所は数多くありますが、記念ボトルが必ずしも出るわけではありません。むしろ近年は増加する需要に応えるためにラインナップを維持したり、原酒を蓄えて未来に備えたり静かに節目を迎える蒸溜所も増えており、それはブランドの価値を守るという選択でもあります。
記念ボトルが出るにしろ出ないにしろ、長い間蒸留所の想いや伝統、味、原酒を受け継いで続けてくれていることに敬意と感謝、祝意をもって各ウイスキーを飲んでいきたいですね。

