Day3
昨日はしこたま飲んで食べましたが、布団でしっかり寝れたので元気満タンです。
朝風呂で迎える最終日の朝

チェックアウトの10時まで時間があるので朝風呂に行きます。大半の方は既に出かけていたのか内風呂を独り占めすることができました。温泉で独り占めって贅沢ですよね!今日が最終日なので温泉を身体にしっかり染み込ませます。
上諏訪駅で朝食「KURUTAMA」

宿をチェックアウトしたら朝食。上諏訪駅の中にある「KURUTAMA」さんでコーヒーとサンドイッチ、それから焼き菓子を頂きました。玉子を使ったメニューにこだわりがあるみたいで、確かにサンドイッチの中の玉子がリッチでまろやか。レモンを使った焼き菓子も程よい酸味と甘さでこれも美味い。駅のホームが見えるテーブル席で行き交う電車や人をぼんやり眺めながらゆったり過ごせました。
徒歩で巡る諏訪5蔵めぐり
3日目は諏訪にある日本酒の酒蔵を巡っていきます。ここ諏訪には信州舞姫、麗人、本金、横笛、真澄という酒蔵があってそれらをまとめて諏訪5蔵と呼ばれています。この5蔵、旧甲州街道沿いに肩を寄せ合うように建っています。しかも上諏訪駅から徒歩で行ける範囲にあってアクセスも抜群。行かなきゃ損というもの。
信州舞姫
車がガンガン通る国道沿いを歩いて行くのですが、本当にこんなところに日本酒の酒蔵があるのか半信半疑でいました。しかし、やっぱりあるんですね〜。歩いて10分するかしないかくらいで最初の酒蔵、信州舞姫が見えてきました。いきなり昔のままの建物が現れるので驚きです。

中に入ると二階に続く階段とショップの空間が広がっています。もちろん有料試飲のスペースもあり、時期によって変わりますが5種類のラインナップから3つを選ぶ形式です。ショップのカウンターでコインを購入して、試飲機に投入。飲みたいボトルのボタンを押すとお酒が出てきます。5蔵全部がこの形式で試飲する感じです。
僕のチョイスは「高尾の天狗ひやおろし」、「純米吟醸原酒 翠露 美山錦秋あがり」、「純米大吟醸原酒 信州舞姫」の3つです。どのお酒も美味いのですが、特に気に入ったのは原酒の信州舞姫です。りんごのようなフルーティな香りとハッカ、若干酸味と白ブドウっぽさ、スッキリしていて技かに苦みがある。因みにこの原酒の信州舞姫はここのショップでしか売っていないとの事。お土産に購入しました。あと試飲の際にロゴの入ったお猪口を頂きました。嬉しいですよね。

麗人
2件目の蔵は麗人です。もう名前が良いですよね。麗人のショップの入り口脇には水が飲めるポイントがあって、その水は諏訪5蔵のお酒作りに使われている霧ヶ峰連峰の湧水なんです。和らぎ水にどうぞとの事でお酒好きには嬉しい限りですよね。ショップ内は広々としていて日本酒だけでなく焼酎やビール、なんとハイボールまで販売しています。驚いたのですが麗人さんは手広くお酒を作っているみたいです。ハイボールに使われているウイスキーは焼酎の製造に使っている蒸留機で作っているとお聞きしました。ハングリー精神が凄いですよね。

こちらで頂いた有料試飲は「麗人純米吟醸山廃」と「秋あがり純米吟醸原酒」の2つ。山廃の方は製法が酸味があってスッキリした感じで、秋あがりは少しまろみがありつつ華やかな感じでした。前日に飲んだ純米酒も美味かったのですが、吟醸系も良いですね。試飲の会計の際に酒器を頂きました。お土産に麗人ステッカーとハイボールを購入して後にしました。

寄り道|茶臼山城跡と手長神社

麗人ハイボールを飲みつつ少し気の向くままに寄り道をしてみます。昔ながらの建物が多い横道を発見してそちらに進んでみました。風情ある道をどんどん進んでいくと上り坂に差し掛かります。結構な高さまで登れて、中腹からの諏訪湖の眺めが目に気持ち良いです。途中に学校等を過ぎててっぺんに至るとそこにはこじんまりとした草原が広がっていました。茶臼山城の跡地で元々は高島城と呼ばれていたとか。眺めと地形を見ると確かに城を構えるには持ってこいの立地。しかし今ではその痕跡は僅か。無情な時の流れ感じますね。

そこから何となく下っていくと手長神社に辿り着きました。僕が行った時には誰も居ませんでしたが、結構大きい神社で神楽殿や回廊も立派。ずっと眺めていられる。映画「君の名は」の宮水神社の元のなった神社の一つだとか。

本金

土地の歴史を感じる寄り道から戻り本金へ。この酒蔵さんは良い意味で古さを感じます。特に内装は飾らずに昔のままな石(コンクリ?)の床と古い壁や棚。こじんまりとしていて渋い。ここで頂いた有料試飲の「本醸造・太一」が素晴らしかったです。食中酒にぴったりな辛さとスッキリさ。地元の方はこれを日常酒にしているみたいです。因みにお会計の際にオリジナルのお菓子を頂きました。
横笛

本金を出て正面を見ると何と次の酒蔵、横笛があります。こんなに近いのかとショックを受けました…。こちらでも有料試飲でひやおろし等を頂いたのですが、中でも蔵元限定酒の「純米吟醸横笛山惠錦」が飛び抜けて美味しかったです。蜜入りりんごや洋梨のフルーティな香り、割と淡麗でドライ、膨らんだと思ったら酸味を伴って切れていく。米の豊かさとフルーティさが香ばしい綺麗なお酒。これは買いだと思って棚を見ると温泉娘ラベルの物も中身は同じでちょっとだけ安い。こっちにしよう(笑)。その他に横笛ロゴが入ったお猪口を頂きました。

真澄
横笛を出て次の真澄へ。ここは少し遠いです。遠いといっても今までの酒蔵が近過ぎただけですが。外観から先程までの蔵とは全然違い、近代的な作りをしています。何というか儲かっている感があります(笑)。都内でも諏訪5蔵でよく目にするのは真澄なのであながち間違いはないのではないでしょうか。そんな邪推をしながら中へ。

中は広々としていて酒蔵というよりは蔵元ショップの趣です。品揃えが恐らくフルスペックでこんなに種類があるのかと感心する程あります。お酒だけでなく酒器や甘酒、食べ物も販売しています。有料試飲は別館のCella MASUMIで頂けるとの事。別館って…他の蔵と規模が違いますね!
有料試飲は5種類の中から4種類を選ぶスタイル。今回は「純米大吟醸山花」、「純米吟醸白妙SHIRO」、「山廃純米吟醸ひやおろし」、「山廃純米吟醸ひやおろし【二夏越し】」とおまけで追加された「あま酒るばーぶ」を頂きました。二夏越しのひやおろしはまろやかさに磨きがかかっていてすごく上品さを感じます。SHIROはアルコール度数が低めになっている事もあってかスイスイと飲めて、きっと食事にも合うだろう印象を持ちました。あま酒もルバーブの風味の良いところがうまく合わさっていてこれだけひたすら飲んでいても良いなと思えました。
ここではあま酒のプレーンをお土産に購入しました。やっぱり儲かっているのでしょうね。有料とはいえ試飲で良いお酒を4つも飲ませて頂けたのですから。特に二夏越しひやおろしは蔵元限定での販売なので特別感があります。ここでも酒器を頂きました。
カフェで余韻を楽しみ、帰路へ
刀鍛冶屋をリノベーションしたカフェ「楽茶」

念願の諏訪5蔵を巡り終えたらお腹が空いた…。検索すると良さげなカフェを発見。刀鍛冶屋さんをリノベーションしたカフェ「楽茶」さんです。外観からは想像できないほどオシャレなカフェで、小上がり風のスペースには本がたくさん入った本棚が本屋さん並みに並んでいます。何と読み放題です。照明や内装もレトロでいつまでもいられそうな落ち着いた雰囲気。
ハヤシライスとコーヒーを注文してしばらく本を読みます。読んだ「絵のない絵本」は題名の通り登場人物等の絵は一切無く、背景のような模様のみ描写されています。小説のように書かれた文が想像力を刺激します。読み終える頃には涙していました。大人になってから読んだ方が心が動かされますね。

本を棚に戻すとハヤシライスができあがりました。とても上品な味でボリュームもしっかりあって満たされます。食後にコーヒーを頂きます。このコーヒーは上伊那の日本で最も美しい村連合に加盟している中川村のCAFE CERRAD(カフェセラード)のコーヒー豆を使用しています。ヤマとカワコーヒーも美味しかったのですが、こちらのコーヒーはスッキリしているのにコクと深み、適度な苦味で美味しいですね。外を見るともう日が暮れかかっています。今日ももう終わりか。

夕暮れの諏訪湖と帰路
夕暮れの諏訪湖まで戻ってきて夕焼けを目に焼き付けます。3日間を振り返ると今回訪れた場所はどこも良い所ばかりでした。きっとまた来る事もあるでしょう。そう思いつつ上諏訪駅で特急あずさに乗って新宿への帰路に着きます。この特急に乗れば新宿まで何と約2時間30分で着きます。いやぁ〜便利ですね〜。
新宿駅に到着するとまず人の多さに驚きます。たった3日ではありますが長野の人の量に慣れてしまったのでしょう。そして気温が高い。それだけ非日常に居たという事でしょうね。とても充実した時間だった。皆さんもたまには非日常への旅路に出てみませんか?


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